自分自身の市場価値
「自分の給与は、他人より少ない。」そう感じたら、
転職を意識するでしょう。
そのとき、初めて自分の市場価値というものが分かります。
自分という人間に、いくらの給与が提示されるのかが。。。
その給与提示額は、
今よりも高いかもしれないし、低いかもしれない。
給与額の不満だけで転職を考えている人は、
低かったら転職する意味が無いわけです。
高い場合でも、高ければよいということではなく、
その会社の将来や入社後の給与の上がり方などを考慮して
転職するかどうかを判断するでしょう。
終身雇用制度が崩壊して、
転職する側も、雇用する側も、スタイルが変わった気がします。
以前は、いつ辞めるのかを決めないまま、
次の就職先を探すなんてことは、あまり無かったと思います。
○月に辞めることを会社と合意したので、
それまでに探すということはありました。
今では、辞めることを会社に告げないまま、
いつ退職できるか分からない状態で転職活動をして、
内定をもらってから退職願を申し出る、という人が増えました。
雇用する側も、
誰かが辞めてしまったので、急遽募集する、というような雇用は激減し、
じっくりと人を見極めて採用活動を行っているような気配を感じます。
つまり、書類応募から合否までの判断に時間をかけるわけです。
そんな両者は、どちらからでも断れるということを考えると、
面接という場はお互いがお互いを面接しているのです。
それでも最近では、採用側が面接されているに等しいかな。。。
・・・売り手市場なので。
お互いが気に入って、やっと内定が出たとき、
求職者は初めて自分の給与額を聞く傾向にあります。
自分を分かってもらっていないし、
最初からそこに触れるのはタブーだという認識です。
「自分の希望収入は年○○○円です。」と言っているのだから、
それを下回ることは無いだろう、と。
内定がでた喜びも束の間、
納得出来ない事態が転職者を襲う。
「貴方の給与は年×××円になります。」
あら???希望より低いのはなぜ?
その問いに、
論理的ではない回答がやってくる。
「残業すれば、年○○○円くらいになりますよ。
うちでは、みんな月平均▲▲時間くらい残業していますから。」
おいおい、残業を含めたら、残業はゼッタイしなくてはならないではないか。
しかも、残業を含めた年収は不確定すぎる。
そもそも8時間で終わる作業を、だらだらと10時間かけてやるような
事態になるに決まってる。
結局両者合意に至らず破談となり、
お互いが費やした時間が無駄に終わる。
そんなことを考慮して、
弊社では一番最初に給与提示しています♪
普段から自分自身の市場価値を高める努力をして、損はありません♪