人件費

ここ最近、いろいろなところで不景気の話が出てるけど、

デフレ経済に陥っている日本は世界でも特異だ。

サブプライムからリーマンショックと続いた経済状況ではあるけど、

ちょっと視点を変えて考えてみると、

昔は、派遣というものはほとんど無かった。

男女雇用機会均等法も無かった。

工場でも、機械が仕事してくれることは無かった。

事務も、手作業だった。

中国などの台頭で、製造業が海外にシフトしている。

ということを考えただけで、

全産業の人件費は、バブル前より落ち込んでても

おかしくないのでは？と思う。

実際には調べてないし、調べる気もないんだけど。

つまり、全産業の人件費を労働者人口で割ると、

今はどんどん下がってたりするんじゃないかな？ってこと。

バブルあたりから、大学生の初任給が上がらなくなったので、

良くなっていることはないだろう。

同一労働・同一賃金となろうとしている。

これは、今まで社員が享受してきた甘い汁を

非正規社員に譲り渡すことになる。

そうなれば、現在の非正規社員の給与額と、正規社員の給与額の

間で給与決定されるだろうから、正規社員の給与は減る。

基本給を減らすってことを、日本でやったらどうなるんだろう？

法律を遵守していくと、そうならざるを得ない状況になりそうな気がする。

とはいっても、最低賃金以下には出来ないわけだけど。

そもそも、安い人件費を求めて海外に生産拠点とか移すことから

日本企業の日本離れが始まっていたのだから、

そういう製品を日本に輸入する際に、ありえない額の関税をかけていくことこそが、

日本を守ることだったのかもしれないな〜。

今は、世界の人件費と争う結果になってしまった。。。