お彼岸

ここ数年、お彼岸でお墓参りしないことはなくなった。

９年前、おじいちゃんが亡くなった時からだ。

それまでは、たま〜にお墓参りに行くだけだった。

気胸で３回目の入院。

家族みんなは、またすぐに退院できるだろうって思ってた。

長期入院になるかもしれなかったので、

平日に病院泊まるのは親やおじさんおばさんが対応したけど、

土日くらいは僕が対応しても良いよ、ということで妹と二人で

病院に泊まった。

朝方の５時くらいから、異常に苦しみだし、

親を呼んで交代し、僕は家で寝ることにした。

ひとしきり眠ったのだけど、

起きてから、ここ数年、お墓参りをしてないことがすごく気になった。

そこで、妻を連れてお墓参りにいったのだった。

お墓を前に、

「おじいちゃんが、もうすぐそっちに行きますので、

よろしくお願いします」

と思いながら手を合わせていた。

そんなに長くは無いことを悟っていたのかもしれない。

そのときだった。

母から電話が。。。

おじいちゃんが息を引き取ったということだった。

それ依頼、お墓参りなんて馬鹿にしていた僕だったけど、

お墓参りには必ず行くようになった。

そんな僕のおじいちゃんも、

小さい頃に遊んでいただろう林がここ。

小川原家の本家に隣接する林だ。

もともと本家の土地だったのを、寄付して保護してもらっている。

家のそばなのに、子供の頃以来来ていなかったので、

お墓参りの帰りに寄ってみました。

「トイレの神様」聞いてたら、おじいちゃんのことを書きたくなったのでした。