社員のための会社づくり そして、社員の家族のための会社づくり

“会社の一番の財産”である社員のために、力の限りを尽くして邁進していく。 「社員満足度100%への挑戦」は、 永遠のテーマです。

同一労働同一賃金?・・・その1

同一労働同一賃金という言葉、

最近聞きますね。

正社員と派遣労働者の違いを無くそうとしているのですよね?

・・・これが結論と仮定して、論理展開します。

まず、そもそも正社員だけでみても、

同一労働同一賃金であっては困ります。

勤続30年のベテランさんと、新入社員が同じ給与のわけないです。

ここはきちんと注意書きがされています。

職業経験、能力、業績、成果、勤続年数が同じなら、

同一給与でないとだめだそうです。

この注意書きに沿って支給すれば、同一労働同一賃金ということです。

では、新卒で入社の勤続30年の二人のベテランさんが、

仮に業績、または能力・成果がトップの人と、最下位の人だった場合、

どのくらいの年収差があるのでしょうか?

この差が、純粋に能力給であるわけです。

同じように、

職業経験、能力、業績、成果が同じで、

勤続年数だけが違う二人がいたとして、

その二人の差が勤続年数による報酬であるわけです。

つまり、一つ一つの差を通知表のように分解して賃金テーブルを用意し、

それに応じて給与を決めなくてはなりません。

実際に経理部に所属している二人で考えましょう。

1人は伝票入力が恐ろしく早くでき、

1人は一般的な速度、

この二人の能力給の差はどのくらいなのか、比べられますかね?

一般的な会社で、この差を意識して給与を決定している会社は

あるのでしょうか?

きっと出来ていないです。

同一労働同一賃金というのは、

やりたい方向性はわかるけど、運用上、絶対にできないものなのです。

つづく・・・