社員のための会社づくり そして、社員の家族のための会社づくり

“会社の一番の財産”である社員のために、力の限りを尽くして邁進していく。 「社員満足度100%への挑戦」は、 永遠のテーマです。

システム会社の資産

バブルのころ、
システム会社の資産は、自社で開発したパッケージが資産でした。
それをカスタマイズして納品する、今でもありますが、
大ヒットしている自社製品でしか通用しないビジネスモデル
ではないのかな?と思ってます。

資産といってますけど、
製品としてだけでは資産価値がありません。
製品をお客様用にカスタマイズできないと、
お客様は使ってくれないのです。

お客様の要望通りに修正できるのか?
これを瞬時に回答できるのがノウハウです。
ノウハウがない人は、設計書を読み漁り、
おそらくできるであろう、やはり難しそうだ、という判断しかできません。

ノウハウが無い人というのは、仕事が出来ない人ではありません。
そのシステムを最初から作っていない人、
または改修の経験が浅い人や無い人です。

何が言いたいかというと、設計書には、
設計書通りに作れば出来上がる製品はあるけど、
設計書から捨てられた選択肢は、なぜそうしたのか、
説明されていないのです。

分かりやすく料理本で説明しましょう。
料理本=作り方が書いてある
よって再現ができる
でも、なぜ塩を入れるのか?
醤油ではダメなのか?は書いてない
つまり、捨てられた選択肢は、なぜ捨てたのか?
思い付かなかったのか?
やったけど不味かったのか?
やってはいけないのか?
それは書いてない。

つまり、設計書は単なる作り方であって、資産ではないのです。
本当の資産は、それを作った社員の脳なのです。
「弊社には技術力がある」とおっしゃる社長がたまにいらっしゃいますが、
技術力がある社員がいるのはすごいのですが、
御社に技術があるとは思えません、と心の中でこっそり言ってます。

人材こそすべてですね♪