社会保険事務所の標準報酬月額改ざんについて
気がつくと、前回書いてから一月近く経ってしまった。。。
これを読んでくれている人に大変申し分けないです。。。
さて、ちょっとばかり古くなってしまった話題ですが、
社会保険事務所の標準報酬月額改ざんについて
私なりの意見を。
標準報酬月額というのは、毎月の給与から自動的に決まります。
簡単なマトリクスですから、間違えるのが難しいくらいです。
ま、僕のように社労士さんに丸投げの人は、
それほどこのマトリクスと睨めっこすることはないでしょうが。
当然、給与に見合った金額が、給与から天引きされ、
会社は社会保険事務所から従業員から預った分と会社負担分を
合算して引き落としされます。
しかしこれは、○○さんにいくらの給与を払っていますよ、という
会社側からの申告で決まっているものです。
証明するものは必要としません。
善意で実施することを前提として考えれば、
特に問題は発生しません。
しかし、悪意を持って考えると、つけ入る隙があります。
パターン1
Aさんの給与は100万円だけど、
どういうわけか健康保険料は3000円くらいしか払ってない、
って言う場合、
それは、標準報酬月額を虚偽申告をして、
会社負担分を少なくしているということです。
パターン2
Bさんの給与は100万円。
健康保険料はきちんと4万円近く天引きされている。
もちろん、それに見合った年金を納めていた。
だけど、社会保険庁からの証明書には、収めた年金額と
違う金額が表示されていた、って言う場合、
会社は、従業員からは普通に天引きし、
標準報酬月額を虚偽申告をして、
従業員のお金を騙し取った可能性が高いです。
パターン3
どうやら、その標準報酬月額改ざんを
社会保険事務所が薦めていたということがあるようです。
パターン1か2かは良く分かりませんが。
ただし、保険料未払いなどの問題があった会社にだけだと思います。
全部のパターンで共通しているのは、
会社(経営者)が悪いということです。
給与明細をもって警察に駆け込んで社長を詐欺で立件しましょう♪と
政府が呼びかけたらどうなるんだろう?
政府の株が少しでも上がりそうな気がするんだけど。
1年前くらいにブログでも書いたけど、
弊社には社会保険事務所から監査が入った。
全く問題なかったけど^^
唯一、パターン1、2のケースで問題発覚となる可能性が高いものだ。
定期的に入るみたいだけど、何年も来ないということもあるのかな。
それでも、パターン3をやられると意味が無い。
あの監査はなんだったんだといいたいくらいだ。
やろうと思えば偽造できる立場なので(もちろんやらないけど^^)、
この問題の解決策が楽しみだ。。。