社員のための会社づくり そして、社員の家族のための会社づくり

“会社の一番の財産”である社員のために、力の限りを尽くして邁進していく。 「社員満足度100%への挑戦」は、 永遠のテーマです。

ロイヤルリムジンの解雇

ロイヤルリムジン(以下R社)が運転手従業員600人くらいを解雇して、
問題になっていますね。
雇用調整助成金ではなく、失業保険で生活を維持してほしい、
という目的のようです。

一部の人が反発しているようですね。
コロナの影響もあるわけで、良い悪いの意見があるようですが、

僕の考えも少し。
R社 社長としては、もちろん解雇なんてしたくなかったと思います。
でも、雇用を維持していく方が、会社へのダメージが大きい、
判断したわけです。
なぜなら、雇用調整助成金は、まず給与を支給して、
支払った実績から助成されるお金なのです。
つまり、60%~100%で協定で設定できますが、
少なくとも、600人×60%の給与を先行して支払う必要があるわけです。
 
仮に30万円(給与)とすると、
1億800万円+社会保険(1620万円くらい)が必要なのです。
後で助成されるといっても、1億2000万円のキャッシュが
毎月必要になります。
売上はほとんどないと言ってましたからね。
厳しい状況なのでしょう。
状況からすると、解雇したくなる気持ちもわかります。
 
僕にとっての違和感は、従業員が何も知らされていなかった、
というところですね。
そこだけを切り取ってみると、
社長にとって従業員はパートナーではなかったんだな、と感じます。
パートナーだったら、何ができて何ができないか、
とことん話し合うでしょう。
給与は補償できないけど、
車使って営業していいよ?(法律違反かもしれないけど)
とか含め、考えたいですよね。
 
結果、従業員から不当解雇とか言われ、争う人もいるようです。
争ったところで、会社への気持ちもないでしょうから、
結果幸せになれないですけどね。
弊社の業界は、9月あたりに不況になっているでしょう。
そうならなければ一番幸せですが、
ここからのかじ取りも気を付けていかないとですね。
 
まずは明るい明日が待っていることを願って♪